フィナステリドは、AGA治療薬として世界中で広く処方されている薬ですが、手軽に通販で入手しようとする方も少なくありません。
しかし、
ですので、フィナステリドを通販で購入する際には、 オンラインクリニックなどを受診し、正規品を手に入れなくてはなりません。
今回は、フィナステリドを安心して購入できる方法をご紹介するとともに、フィナステリドの基礎知識についても併せて解説します。
薬の効果を実感するためには、安全な薬を使い、医師の指示のもと正しく服用することが大切です。
フィナステリドを通販で手に入れるのは危険!必ず医師の診察を受けること
フィナステリドを通販で購入することは、安価で手軽に購入できるという魅力がある一方で、健康に対するリスクが高くなります。
フィナステリドを手に入れるには、医師の診察が必要です。
フィナステリドは医師の処方箋が必要な薬
フィナステリドは医師の処方箋が必要な医薬品です。フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として使用されますが、まずは脱毛の原因が、男性型脱毛症(AGA)であることを確認することが重要です。
厚生労働省でも注意喚起を行っています。
AGA以外の脱毛症にフィナステリドを使用しても効果は期待できず、不要な副作用を引き起こす可能性があります。
必ず医師の診察を受け、海外の個人輸入サイトなどから購入しないようにしてください。
正規品を手に入れるには信頼できるクリニックを受診する
通販で購入したフィナステリドには、品質の保証がありません。偽造品や粗悪品が送られてくることもあり、健康を害する可能性もあります。
フィナステリドは、医療機関で処方されたものを購入するようにしましょう。
正規品を手に入れるという目的以外にも、体調を見てもらい、フィナステリドを使っても問題ないかどうか判断してもらうことが非常に重要です。
正しい薬を正しく使ってこそフィナステリドの効果が出る
フィナステリドの効果を最大限に引き出すためには、正しく使わなければなりません。間違った使い方をしてしまうと、効果が得られないばかりか、副作用のリスクも高まってしまいます。
1日の服用量、服用回数などは、医師の指示に従って厳守しましょう。
また、フィナステリドは、服用を中断するとその効果が徐々に消えていきます。脱毛が再び進行する可能性が高いため、効果を持続させたい場合は、長期的な服用が必要です。
医師の指示なく服用を中断しないことが大切です。
個人輸入は偽物や粗悪品のリスクがある
フィナステリドは厚生労働省で承認されたAGA治療薬です。
しかし、国内のクリニックで購入せず、個人輸入で海外から取り寄せた場合、偽物や粗悪品が含まれているリスクがあります。
偽物とまではいかないとしても、海外のフィナステリドは日本国内の基準を満たしておらず、成分量や安全性の保証がありません。
健康被害の危険もあるので、安易に個人輸入をするのはやめましょう。
個人輸入では健康被害が出ても救済の対象にならない
日本の「医薬品副作用被害救済制度」は、厚生労働省の承認を受けた医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用による健康被害を受けた人を救済する制度です。
「医薬品副作用被害救済制度」の対象となるのは、日本国内で正規のルートを通じて承認された医薬品のみです。
たとえ海外で承認されている医薬品であっても、日本の承認基準とは異なるため、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
また、個人輸入による医薬品は、正規の流通ルートを通じて供給されていないため、製品に対する品質保証もされていません。このため、健康被害が発生した場合の補償も個人の責任となります。
万が一健康被害にあったとしても何の保証もないのです。ですから、個人輸入で手に入れた薬は絶対に使わないでください。
フィナステリドは医師に処方してもらうべき
フィナステリドは有効性や安全性が確認できるものを処方してもらうことが重要です。
そのためには、医師に相談したうえで処方してもらいましょう。
医師に処方してもらうメリットは下記の通り。
- 薬の有効性、安全性が保証されている
- 自分の症状に合わせた薬を処方してもらえる
- 既往症について相談できる
クリニックで医師に相談したうえで処方される薬は、日本国内で医薬品として承認されたものです。そのため安心して服用することができます。
また、医師に診察してもらうことで、症状に合わせた薬を出してもらうことが可能。既往症や今飲んでいる薬との飲み合わせもチェックしてもらえるので、副作用についても心配が解消されます。
フィナステリドを通販で購入する際のオンライン診療を受ける流れ
フィナステリドを安全に購入するための、オンラインクリニックの受診方法について説明します。
クリニックを選んで受診の予約をする
まず、安全なクリニックを選びましょう。今回ご紹介しているクリニックは、専門医が診察してくれるクリニックですから、安心・安全です。
- 診察曜日・時間
- 利用者の口コミ
- 薬の料金
- 診察代
- 送料
- アフターフォロー
などを比較しながら、自分にあったクリニックを探してください。
問診票に記入して提出する
予約は、電話またはWEBが主流ですが、LINEで予約できるクリニックもあります。
予約をしたら問診票に必要事項を記入し、提出します。
既往症や普段飲んでいる薬、健康状態で気になることなど、包み隠さず申告することが大切です。
オンラインで診察を受ける
予約の時間になったらビデオ通話や電話で診察を受けます。
医師はフィナステリドを安全に使用できるかどうかを判断するために、脱毛の進行具合、過去の治療歴、生活習慣、健康状態などについて質問します。正直に答えてください。
フィナステリドの効果や副作用、注意点などの説明があります。特に、性欲減退や勃起不全といった副作用の可能性について詳しく説明されることが多いです。
処方箋が発行されて薬が発送される
診察が終了し、医師がフィナステリドの処方を適切と判断した場合、処方箋が発行されます。
オンラインクリニックではそのまま薬の配送手続きを行ってくれるため、処方箋を持って薬局に行く必要はありません。
即日発送してくれるクリニックなら、1〜2日で薬が届くでしょう。
フィナステリドを通販で購入するメリット
正規のお薬を、手頃な価格で安全に購入したいなら、オンラインクリニックの通販がおすすめです。
通院の手間が省ける
フィナステリドを通販で購入する最大のメリットは、通院の手間を省けることです。オンラインでの診察や注文が可能なため、仕事や家庭のスケジュールに合わせて手軽に購入できます。
通常のクリニックに行く場合、診察の予約、移動、待ち時間が発生しますが、通販では自宅や職場から簡単に処方を受けられます。時間の節約になり、忙しい人でも受診しやすいです。
診察から処方、購入、配送までワンストップで完了するため、面倒な手続きが少なく、ストレスがありません。薬局に処方箋を持って行く必要がないのも嬉しいところです。
自分に合っているかどうか診てもらえる
フィナステリドにも配合量による違いがありますし、AGAの治療薬はフィナステリドだけではありません。
脱毛の進み具合によってその人に合った薬が違います。きちんと診察を受ければ、今の自分の状態に合った薬を処方してもらえます。
医師に診察を受ければ体調も診てもらえて安心できる
診察を受ける際は、現在の健康状態についても申告しますから、本当にフィナステリドを服用しても問題ないか、医師がしっかりと判断してくれます。
体調面についても改めて確認できるのも、安心ポイントです。
安い価格で購入できる可能性がある
オンラインクリニックでは、ジェネリック医薬品を含むさまざまな選択肢が提供されていることが多いです。
ジェネリック薬は、通常のフィナステリドと同じ有効成分を含みながら、コストが抑えられているため、経済的です。薄毛治療は時間がかかりますから、少しでも薬代を抑えられれば治療を継続しやすいでしょう。
プライバシーが守られる
薄毛治療はデリケートな問題です。直接クリニックに行くことに抵抗を感じる人も多いでしょう。
通販では、オンライン診察と配送を通じてプライバシーが守られ、他人に知られることなく治療を進めることが可能です。
フィナステリドを通販で購入するデメリット
フィナステリドを通販で購入するデメリットについても、理解しておきましょう。
医師が頭皮の状態を直接確認できない
オンライン診療では、医師が実際に頭皮の状態を直接確認できないため、脱毛の原因や進行具合の把握が不十分になる可能性があります。
指定された方法で頭皮の写真を撮って送りますが、診断しやすいよう、はっきりと写った写真を送ることがとても重要です。
クリニック以外のサイトでは偽造薬や粗悪品が送られてくる可能性がある
非正規の通販サイトを利用すると、偽造薬や品質が保証されていないフィナステリドを購入してしまうリスクがあります。
成分が不明なものや適切な管理がされていない薬を服用すると、効果がないばかりか、健康被害を引き起こす可能性があります。
繰り返しになりますが、海外の個人輸入サイトなどを利用することなく、必ず医師が処方箋を発行してくれるサイトを利用してください。
副作用への対応が遅れる可能性がある
フィナステリドには、副作用として性機能の低下や肝機能障害などのリスクが報告されています。
定期的な診察で副作用が確認されることがありますが、通販の場合、何か症状があっても自己判断で服用を続けてしまう人がいます。
副作用に気づかない、あるいは気づいても適切な対応を受けるまでに時間がかかることがありますので注意してください。
通販でフィナステリドを購入する場合は、自己管理を徹底し、少しでも体調の変化があればすぐに医師に相談することが大切です。
フィナステリドの基礎知識・飲む前に知っておくべきこと
フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として広く用いられている医薬品です。
- AGAの進行を抑える
- 髪が強く太くなる
- 抜け毛を減らす
という役割を果たします。
医薬品だからこそ副作用もあり、服用する前にその効果や副作用について、しっかりと理解しておくことが大切です。
フィナステリドはAGAの治療薬で男性ホルモンを抑制する
フィナステリドは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制する薬です。
DHTは、毛髪の成長サイクルを乱し、毛根に悪影響を与えることで脱毛を引き起こします。
男性ホルモン「テストステロン」が毛乳頭に入ると、「5αリダクターゼ」という酵素と結びついてDHTに変換されてしまいます。
ホルモン受容体とDHTが結合すると、髪の成長を妨げるため、抜け毛が進行してしまうのです。
フィナステリドは「5αリダクターゼ」の働きを阻害し、DHTの産生を抑えることで抜け毛を防ぎ、成長を促進します。
薄毛が気になり始めたAGAの初期~中期段階の人の治療の、最初の薬として使われることが多いです。
フィナステリドを利用できるのは成人男性のみ
フィナステリドは、基本的に男性用の薬であり、女性や子供には使用されません。
特に妊娠中の女性がフィナステリドに触れると、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
フィナステリドを粉砕したり、割った錠剤に直接触れることは避けましょう。
フィナステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬だった
フィナステリドはアメリカで開発された前立腺肥大症の治療薬「プロスカー」の有効成分です。
前立腺肥大症は男性ホルモンが関与しており、その男性ホルモンを抑える薬としてフィナステリドが使われていたのです。
その際に、薄毛の改善の効果があることが発見され、AGA治療薬としても改めて開発されました。
日本では2005年から販売されています。
プロスカーとプロペシアではフィナステリドの含有量が違う
プロスカーは有効成分のフィナステリドを5mg含有しています。
一方プロペシアの含有量は1mgであり、プロスカーには5倍のフィナステリドが含まれているのです。
AGA治療ではフィナステリドの服用は1日1mgとなっているので、プロスカーをプロペシアの代わりに飲むことはできません。
服用量を増やしすぎるとリスクが高まるので気を付けてください。
フィナステリドとプロペシアの違いは後発か先発かの違い
フィナステリドとプロペシアは、基本的には同じ成分を含む薬ですが、いくつかの違いがあります。
フィナステリドは、薬の有効成分の名称です。この成分は、AGA(男性型脱毛症)の進行を抑制する効果があります。
プロペシアは、このフィナステリドを含む医薬品のブランド名(商品名)です。プロペシアは、アメリカの製薬会社「メルク」が開発したもので、最も初期に承認されたフィナステリドを含むAGA治療薬として広く知られています。
プロペシアの特許が切れた後、様々な製薬会社が製造したジェネリック薬が登場しています。現在はプロペシアのジェネリック薬をフィナステリドと呼ぶのが一般的です。
国内製と海外製のフィナステリドの違い
国内正規品のフィナステリドは、日本国内で承認されており、安全性がチェックされており安心です。
先発品のプロペシアはオルガノン、ジェネリックは沢井製薬、東和薬品、富士化学工業、ヴィアトリス製薬、クラシエ製薬、辰巳化学、シオノケミカル、日医工岐阜工場、小林化工、リョートーファインの各社が製造したものが流通しています。
一方で海外製のフィナステリドには、フィナロ、フィンペシア(インド)、フィナロイド(フィリピン)などがありますが、日本では承認されていません。
海外製のフィナステリドは日本国内の基準で安全性が確認されていないので注意が必要です。
ただし、クリニックによっては、海外製のフィナステリドを独自基準でチェックしたうえで処方しているところもあります。
料金が安くなる可能性があるのがメリットですが、送料がかかったり、また万が一健康被害が出たときに保証の対象外になるなどのデメリットも。
クリニックでよく説明を受けたうえで、購入するようにしてください。
先発品とジェネリックの違い
先発品のフィナステリドとジェネリックの効果はほぼ変わらないといわれています。
ただし、添加物や製造方法などには違いがあり、全く一緒ということはありません。
フィナステリドのジェネリックのうち、サワイ、FCIは添加物まで先発品と一緒です。
製造方法は異なるので効果が全く同じということはありませんが、なるべく先発品に近いものを選びたい人は「サワイ」「FCI」のどちらかを選ぶといいかもしれません。
フィナステリドと他の薄毛治療薬との違い
薄毛の治療に使われる薬は、フィナステリド以外にもあります。主な効果を一覧でまとめました。
薬剤名 | 成分 | 作用 | 主な効果 | 使用方法 | 副作用 |
---|---|---|---|---|---|
フィナステリド | フィナステリド | 5α-還元酵素のタイプIIを阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える | DHTの生成を抑制し、脱毛の進行を抑制、発毛を促進 | 1日1回経口服用 | 性欲減退、勃起不全、肝機能障害 |
デュタステリド | デュタステリド | 5α-還元酵素のタイプI・IIを抑制し、DHTの生成を抑える | DHTの生成をより強力に抑制し、脱毛の進行を抑制、発毛を促進。フィナステリドよりも強力な脱毛抑制効果 | 1日1回経口服用 | 性欲減退、勃起不全、肝機能障害 |
ミノキシジル(外用) | ミノキシジル | 血管拡張作用により、毛根への血流を増やし毛髪の成長を促進 | 毛根への血流を増やし髪の成長を促進、発毛効果 | 頭皮に直接塗布(1日2回) | 頭皮のかゆみ、発赤、低血圧 |
ミノキシジル(内服) | ミノキシジル | 血管拡張作用により、全身の血流を増加させ、毛髪の成長を促進 | 外用薬よりも強力な発毛効果 | 1日1回経口服用 | 低血圧、多毛症、心臓への負担 |
デュタステリドはフィナステリドよりも強力な作用を持っています。 進行したAGAの場合はデュタステリドが有効な場合が多く、発毛を強く求める場合はミノキシジルが有効です。
だからといってすべての人がデュタステリドを使えば良いというわけではありません。
医師が脱毛の進行具合を見て、その人の体質や体調などに合わせて最適な薬を処方します。デュタステリドが強力な作用を持っているからといって、決して個人輸入などをしないでください。
フィナステリドとデュタステリドのどちらを選ぶか
AGAには「5αリダクターゼ」という酵素が深く関わっています。この5αリダクターゼの働きを阻害することで抜け毛を改善します。
5αリダクターゼには下記の二種類があります。
- Ⅰ型(全身に分布、頭部は側頭部・後頭部に多い)
- Ⅱ型(前頭部・頭頂部に多い)
フィナステリドは主にⅡ型の5αリダクターゼを阻害する役割を持ちます。一方でデュタステリドは、Ⅰ型・Ⅱ型両方の5αリダクターゼを阻害します。
デュタステリドの方が、作用する範囲が広いので、薄毛が進行しており、頭皮全体を改善したい人にはデュタステリドの方が向いています。
ただしデュタステリドは効果が高い分、副作用も大きく出ることがあります。また費用も多くかかります。
フィナステリドの方が副作用は少なめ。費用もデュタステリドに比べると安く済みます。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、治療方法について医師ともよく相談してみてください。
フィナステリドとミノキシジルは併用もできる
フィナステリドは薄毛の進行を抑える効果が期待できます。
一方でミノキシジルは頭皮の血流をよくして、発毛をうながす効果があります。
AGAの初期段階で、まずは抜け毛を抑えるところから始めたいのであればフィナステリド単体の服用がいいでしょう。
ただし、毛量を積極的に増やしたいということであればミノキシジルの外用薬も併用するのがおすすめです。
フィナステリドの正しい飲み方
フィナステリドの効果を最大限に引き出すためには、正しい服用方法を守ることが重要です。
通常、1日に1回、1錠を服用します。多く飲んでも効果は変わりません。
フィナステリドは、食事の影響を受けにくい薬剤です。そのため、食前・食後を問わず、いつでも服用できます。とはいえ、毎日同じ時間帯に服用した方が良いでしょう。
飲み忘れた場合は気づいた時に1錠服用し、次の服用時間はいつも通りに戻してください。ただし、2回分を一度に服用することは避けてください。
服用に関して不安があれば、必ず医師に相談し指示を仰ぎましょう。
フィナステリドの効果が出るまでには時間がかかる
フィナステリドは、即効性のある薬ではなく、効果が現れるまでに3~6ヶ月の継続服用が必要です。治療の成果を確認するためには、最低でも6ヶ月、根気強く服用を続けることが大切です。
効果が実感できても、服用を中止すると再び脱毛が進行することが多いため、継続的な服用が重要です。
フィナステリドは初期から飲むと効果を感じやすい
AGAの初期段階でフィナステリドの服用を開始すると効果を実感しやすいといわれています。
反対にAGAが進行してしまってから服用した場合は、効果を感じるまでに時間がかかってしまう可能性があります。
フィナステリドの長期服用について
フィナステリドの長期服用の臨床データはないのですが、同等の効果を持つプロペシアを長期に服用することで、AGAの進行が抑えられたという報告があります。
服用しても薄毛が進行してしまうという人の割合は少なく、多くの人に改善が見られます。
フィナステリドの正しい保管方法
フィナステリドは、直射日光や高温多湿を避け、常温で保管します。
湿気や光にさらされると薬の品質が低下する可能性があるため、冷暗所に保管するのが理想的です。
フィナステリドの副作用
フィナステリドには、副作用が見られることがあります。
男性ホルモンのバランスが乱れることから、男性の機能に対して副作用が現れやすく、また肝機能にも症状が出ることがあります。一般的な症状を一覧でまとめました。
副作用 | 症状 | 対処法 |
---|---|---|
性欲の減退 | 性欲が低下することがある | 副作用が軽度であれば継続することが多いが、重い場合は医師に相談する |
勃起不全 | 勃起が困難になることがある | 持続する場合は医師に相談し、治療の見直しを検討する |
射精障害 | 射精量の減少や射精障害が報告されている | 医師に相談して必要な対応を受ける |
乳房の痛みや肥大 | 胸部の痛みや乳房の肥大が生じることがある | 症状が現れた場合は医師に相談し、適切な対処を受ける |
肝機能への影響 | まれに肝機能に影響を及ぼすことがあり、黄疸や尿の変色、疲労感などの兆候がある | 定期的な血液検査で肝機能をチェックし、異常があれば医師に相談する |
皮膚の発疹やかゆみ | 皮膚に発疹やかゆみが生じることがある | 皮膚症状が現れた場合は、すぐに医師に相談し、治療の見直しを検討する |
割合としてはそれほど高くはなくないものの、症状の感じ方は人それぞれです。
また、フィナステリドは抑うつ症状の副作用が起こることもあります。
発生頻度としては1%未満と少なめですが、うつ病やうつ状態などの既往がある人は服用に注意が必要です。
副作用かもしれないと思ったら、まず薬の服用を中止してください。その上で、そのまま継続するか、治療方針を変更するか相談しましょう。
フィナステリドの肝臓への影響について
フィナステリドの服用で肝臓に副作用が生じることがあります。
ただし、肝機能障害の発生率は1%以下と報告されており、必要以上に心配することはありません。
肝機能障害の症状としては、体のだるさ、吐き気、黄疸、むくみなどがあげられます。
ただし肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、これらの自覚症状が出たときにはすでに肝機能障害が進行していることがあるので注意が必要です。
血液検査を定期的に行い、AST、ALTなどの数値に異常がないかチェックしましょう。
初期段階で気づくことができれば、重篤な事態を避けることができます。
スポーツ選手もフィナステリドを服用できる
フィナステリドは、2005年~2008年までドーピング検査で禁止薬物に指定されていました。
フィナステリドが筋肉増強剤の使用を隠ぺいする作用があるとされていたためです。
その後、分析技術が向上して、フィナステリドを使用しても筋肉増強剤の使用を検出することができるようになったため、2009年より禁止薬物のリストから除外されました。
今ではスポーツ選手も問題なくフィナステリドによるAGA治療が可能です。
フィナステリドの服用時の注意
フィナステリドの服用時には下記の点に注意してください。
- フィナステリドの服用中は献血ができない
- フィナステリドを服用するときはお酒は控えめにする
- 妊活中のフィナステリド服用については医師に相談する
フィナステリドの服用中は献血ができません。妊娠中の女性や未成年の子どもに悪影響を及ぼすかもしれないためです。
服用中止後も1か月間は開けてください。
フィナステリドを飲むときにアルコールを飲んではいけないということはありません。ただしフィナステリドは肝臓に負担をかけるので、飲みすぎには注意が必要です。
妊活中の服用については、医師に確認してください。
なお、妊娠中・妊娠の可能性がある女性はフィナステリドの服用のみでなく、割れた錠剤に触るのもNGです。パートナーのためにも、厳重に薬は管理しましょう。
フィナステリドの副作用で、性欲減退・EDなどが見られる場合もあるので、場合によっては休薬が必要かもしれません。医師に相談しましょう。
フィナステリドで初期脱毛が起こる可能性がある
フィナステリドの服用で、初期脱毛と呼ばれる症状がおきる場合があります。
フィナステリドの初期脱毛とは
フィナステリドの服用を開始した後に、一時的に抜け毛が増えることがあります。
服用を開始して健康な太い髪の毛が生えてくる過程で、今までの細い弱い毛が抜け落ちるためです。
抜け毛が増えると心配になるかもしれませんが、フィナステリドが効いている証拠でもあるので慌てないようにしましょう。
ちなみに初期脱毛があるかないかは個人差があります。まったく初期脱毛がない人もいます。
フィナステリドの初期脱毛の期間
フィナステリドの初期脱毛は、服用開始後10日~2週間で始まり、その後1~3ヶ月間続くといわれています。
ただしこちらも個人差が大きく、半年ほど続く人もいます。
抜け毛が多くなったからといって自己判断で服用をやめないようにしましょう。
気になる場合は医師に相談してください。
AGA治療薬としてはザガーロもある
AGA治療薬としてはザガーロも使われます。
フィナステリドとザガーロはどちらも安全とされているAGA治療薬ですが、効果などに違いがあります。
フィナステリドとザガーロの違い
フィナステリドとザガーロはどちらもAGAの進行を止める効果が期待できます。
ザガーロは進行を止める効果に加えて、発毛効果も期待できる治療薬です。
副作用については大差ありませんが、若干ザガーロの方が副作用が出やすい傾向があります。
フィナステリドとザガーロはあまり併用はされません。
フィナステリドと併用する場合はミノキシジルがよく使われます。
ザガーロとアボルブ
ザガーロの有効成分はデュタステリドです。
前立腺肥大症の治療薬であるアボルブも同じくデュタステリドが有効成分となっています。
最初にアボルブが販売され、デュタステリドにAGAへの効果があることが分かったので、その後2015年にザガーロが販売されました。
有効成分は同じですが、アボルブはあくまでも前立腺肥大症の治療薬なので、AGA治療薬として処方してもらうことはできません。
薄毛に悩む人たちへのアンケート結果を紹介
薄毛に悩む人たちを対象にアンケートを取りました。薄毛の問題はデリケートな問題ですし、周りの人になかなか質問できないという人もいると思います。
アンケート結果を参考にしてみてください。
薄毛のタイプはM字タイプが多い
アンケートで「あなたはどのタイプの薄毛ですか?」と質問したところ、額の生え際から薄くなったり、前髪が後退したりするM字タイプの薄毛の人が5割近くを占めていました。
M字タイプの薄毛は、AGAである可能性が高いです。
AGAであった場合、早期に治療を始めることで、進行を抑えることができます。
薄毛が気になってもAGAの治療をしている人は1割ほど
薄毛が気になっている人に実際にしたことのある薄毛対策を聞いてみました。
実際にAGAの治療を行っている人は1割程度。
シャンプーや育毛剤、頭皮マッサージや生活習慣の見直しなど、自宅で簡単にできる対策に取り組んでいる人が多いようです。
自分で頭皮をセルフマッサージして柔らかくなるように心がけている。また髪の毛はタンパク質から作られているので、タンパク質の多い食事を心がけている。(30代)
シャンプーをする時は以前はゴシゴシ洗っていたけれど、最近はやさしくもみ込むように洗っています(50代)
ただし、なかなか効果を感じていない人もいます。
育毛剤を使用をして少しでも髪の毛の状態をよくしようとしたのですが、結果的に最初のうちはある程度実感を感じていたのですが、だんだんと時間がたつにつれて元の状態の髪の毛になってしまったことです(40代)
髪の毛が薄くなってから、ミノキシジルが配合された某メーカーの育毛シャンプーや地肌の汚れがスッキリ落ちると言われていた炭酸シャンプーを試したり、頭皮マッサージをしましたが、大して効果がありませんでした(50代)
AGAの治療の治療をしてみたい人が4割以上!気になっているけど踏み出せていない
自宅で簡単にできる薄毛対策に取り組む人が多い一方で、AGA治療に取り組んでみたいと思っている人はなんと4割にものぼりました。
アンケートでは薄毛であることで嫌な思いをしたことがあるというエピソードがたくさん寄せられており、積極的な治療に興味のある人も多いと思われます。
おでこが広くなったり髪の毛の密度が薄くなったりして電車とかでもたまに若い女性とかにクスクス笑われてるような被害妄想などをするようになってしまった。デリカシーがない人からたまに直接言われそうで怖いこともある(30代)
特に銭湯やプールや海に行って髪が濡れると頭皮が見えて薄毛がより一層際立つ感じがあって、周りから見られてとても気になり、どのように思われてるのか気になる時があります。(40代)
影でハゲという言葉が聞こえると異常に気になり自分のことを言われてると思い嫌な気分になっています。(40代)
それでは、AGA治療はどれくらい認知されているのでしょうか?
AGA治療薬プロペシアの知名度は高い!半分近くの人が知っている
AGA治療薬のプロペシアについて、「知っていて飲んだことがある」「知っているが飲んだことはない」と回答した方は4割を超えています。
プロペシアはAGAの進行を抑える効果が期待できる薬であり、AGAの初期段階でよく使用されています。
AGA治療に使われる代表的な薬として多くの方に認知されていることがわかります。
進行したAGAに使われることの多い治療薬ザガーロの知名度はやや低め
一方でザガーロを知っている人は、3割以下でした。
進行したAGAの治療の場合、ザガーロが使われることも多いですが、プロペシアと比べるとまだあまり知られていないようです。
もし薄毛が進行してしまっていて、AGA治療を考えているという方は、ザガーロについても調べておいた方がよいでしょう。
薄毛治療にかけられるお金は1万円以下という意見が多数
90%以上の方が、薄毛治療にかけられるお金は1万円以下と回答しています。
費用があまり掛からない、対策を知りたいなと思います。(50代)
薄毛治療に興味がありつつも、費用をかけたくないというのが本音でしょう。
AGA治療は費用がかかるというイメージがあるかもしれませんが、オンラインクリニックであれば費用も抑えつつ治療ができるところもあります。
気になる方は、一度相談してみてください。
フィナステリドの通販に関するよくある質問とその回答(Q&A)
フィナステリドの通販に関してよくある疑問やその回答についてまとめました。
フィナステリドは薬局やドラッグストアで買えますか?
フィナステリドは、医師の処方箋が必要な薬です。薬局やドラッグストアでは買えません。
インターネット通販のサイトで購入するのも危険です。 対面でもオンラインでも良いので、必ず医師の診察を受け、処方箋を発行してもらって購入しましょう。
フィナステリドは通販で買えますか?
フィナステリドは、医師が処方箋を発行してくれれば通販で購入も可能です。
オンラインで診察をしてくれるクリニックで、医師の診断後に薬を購入できます。
海外の個人輸入サイトで売っているのは、偽造品である可能性が高いです。安易に購入しないように気をつけてください。
フィナステリドは安全ですか?
フィナステリドは、若干の副作用が見られるものの、発毛の効果を認められた医薬品です。
医師の診察を受け、体調や既往症などを確認し、正しく服用すれば問題ありません。
フィナステリドはどのくらい飲めば効果が出ますか?
フィナステリドは、効果が現れるまでに一定の時間がかかります。個人差が大きいですが、一般的には3ヶ月から6ヶ月程度かかるとされています。
髪の毛の成長サイクル(ヘアサイクル)が関係しており、毛周期に基づいた変化が現れるためです。
効果を実感するためには、根気強く服用を続けることが大切です。また、医師の指示に従って正しく服用することが大切です。自己判断で服用を中止したり、量を増やしたりすることは避けてください。
フィナステリドの海外通販は危険ですか?
海外の通販サイトでは、偽造されたフィナステリドが流通している可能性があります。
偽造品や品質管理が不十分な製品には、有効成分が正しく含まれていなかったり、全く異なる成分が含まれていたりすることがあります。
偽造品を使用すると、全く効果が得られないだけでなく、身体に有害な物質が含まれている場合、深刻な健康被害が発生するリスクもあります。
海外通販で購入したフィナステリドが原因で健康被害が生じた場合、日本国内の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。フィナステリドを購入する場合は、必ずオンラインで医師の診察を受けてください。
フィナステリドに副作用はありますか?
フィナステリドにはいくつかの副作用が報告されています。フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として使用されますが、その作用は男性ホルモンの抑制に関連しているため、男性機能に関する副作用が発生する可能性があります。
- 性欲減退
- 勃起不全
- 射精障害
- 乳房の痛みや肥大
その他、皮膚の痒みや肝機能障害といった症状が現れることもあります。
体調が普段と違うと感じたら、すぐに服用を中止し、我慢せず医師に相談してください。
フィナステリドの通販はオンラインクリニックで診療を受ければ安心
フィナステリドは、医師の処方箋がないと購入できない医薬品です。 薬局やドラッグストア、通販等では購入できません。
海外の個人輸入サイトなどから購入するのは非常に危険です。万が一、健康被害があっても救済制度の対象外となってしまうため、絶対に利用しないでください。
今回は、安心してフィナステリドを購入できるオンラインクリニックをご紹介しました。費用を抑えるために、まとめ買いや定期購入など、様々なプランが提供されています。
夜遅くまで診察してくれるクリニックもありますし、早い時間に診察を受ければその日のうちに発送してくれるクリニックもあります。
フィナステリドは、脱毛の進み具合や体調などをしっかり診察してもらえるクリニックで購入しましょう。
AGA治療で失敗してしまわないために、AGA治療で後悔する9つの原因の記事もご覧ください。